お話にしてみた

2013年7月18日 (木)

西遊記で作り話  天界編

Melt9702

玄奘三蔵・猪八戒・沙悟浄・玉龍 (三蔵が乗っていた白馬) との天竺への旅は14年の月日を経て幕を閉じました。旅の後三蔵は天界の人となり、元々天界人である悟空・八戒・悟浄は天界に戻り、玉龍は龍に戻りました。

悟空は役名を戦闘勝仏と言い、かつての自分のように力を貸してほしいと頼ってくる者に協力して自ら軍を率いて下界に降りて行ったり、軍を貸してあげたりする日々を過ごしておりました。
天界に戻って5日程も経った頃、悟空は観音菩薩に会いに行く途中で「悟空さん」と呼び止められました。懐かしい呼び名にふと声の方を見ると、そこにはいつか見たふわふわとかわいらしい娘が立っていました。れんか姫です。

続きを読む "西遊記で作り話  天界編" »

2013年7月17日 (水)

西遊記で作り話  下界編

Renka9152

れんか姫は、生まれて初めて自分の城の外に出た日にどこでどうしてか妖怪に見初められ、姫を渡さなければ民を皆殺しにしてこの国を滅ぼすと妖怪に脅されると「自分ひとりが行くことで民衆とこの国を守れるなら妖怪のもとへ行きます」と言った強いお姫さまです。

姫を心から心配しているのにどうすることもできない自分たちの非力さに涙をこぼす民衆たちに頼まれて城に現れたのが、3人の弟子を連れた旅の途中の玄奘三蔵でした。一番弟子の孫悟空が、れんか姫を見たとたんにブヒブヒと鼻を鳴らしている女好きの猪八戒をれんか姫に化けさせて身代わりにするという作戦を話すとれんか姫が、もしもそれが失敗して妖怪を怒らせたら民衆たちは殺されてしまうでしょう、それだけは絶対に避けたいのですと心配そうに言いました。すると悟空は思い出したように自分の毛を一本抜くとれんか姫の前に進み出ました。「これを薬指の爪の間に挟んで拳を作るんだ。危なくなった時は手を握ったまま "齊天大聖" と叫べ。そしたら俺はどこにいてもすぐに駆けつけるよ」れんか姫の視線が差し出されたものから悟空にうつると、悟空は口元を上げてみせました。れんか姫は悟空の言う通りにしてぎゅっと手を握りました。

続きを読む "西遊記で作り話  下界編" »

その他のカテゴリー